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鬼殺隊当主「産屋敷 耀哉」のリーダーシップ力

今、最も売れている漫画「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊第97代当主「産屋敷 耀哉」は、危機対応力が高い(レジリエントな)リーダーです。

鬼滅の刃 16 (ジャンプコミックス)

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なぜ、緊急事態では、彼のようなリーダーが必要なのでじょうか。

思いやりを持ち、自分自身の言葉で語るコミュニケーションを図る

彼は、鬼滅隊全ての隊員の名前を憶えており、毎日、亡くなった隊員の墓参りに毎日行きます。隊員の1人1人に対して、自分自身の言葉で伝えます。そして、彼の言葉は、聴く相手を心地よく高揚させてくれます。

危機的状況の中では、ソフト面の対応が最も重要になります。様々な立場に立ち、思いやりをもって対応し、誠実に、そして心から親身になることが必要です。

自分自身の言葉で、自身が知らないことも含めて、起こっている現実を把握し、他の人の共感を生むような説得力のある未来像を伝える事が求められます。

完璧さよりもタイミングとスピードを優先する

禰󠄀豆子が太陽を克服。このタイミングを見計らって、一気に攻めるべきタイミングと判断し、スピードを持って、鬼舞辻無惨の打倒を仕掛けます。鬼殺隊の隊員強化合宿、珠世との共闘など、現実的にできる事を、十分な準備はできませんが、スピード感を持って対応します。

危機時においては、急場をしのぐことが不可欠になります。必要とする情報が十分には得られていない状況においても、勇気をもって決定的な行動を取ることがリーダーに求められます。

リーダーは「意思決定」と「メンバの能力最大化」のみフォーカス

産屋敷自身は、1戦力としては何の役に立ちません。逆に何もできないからこそ彼は、「意思決定」をする事と、各隊員のモチベーション(意欲)とロイヤリティ(忠誠心)向上をさせ、「能力を最大限に引き出す」事のみにフォーカスしています。

状況が常に変化をしている中、リーダー自らが行動しては、逆に混乱を招くリスクがあります。適切な意思決定ができるように余裕のある気持ちと時間を持つためにも、自らは行動せず、意思決定にフォーカスした方が良いです。
また、厳しい現場で働くメンバの能力を最大化させるためには、組織のトップとして、モチベーションを向上させ、高いロイヤリティを持たせることが重要になります。

組織としてのミッションを最優先する

千年前に鬼舞辻無惨を輩出した一族の末裔である産屋敷家。無惨の打倒という執念で短命の血筋と鬼殺隊を千年維持しています。何よりも、「無惨の打倒」こそが、鬼殺隊の悲願になります。そして、常にこのミッションを最優先にします。

リーダーは、ミッションを最優先させることで、優先すべき事項を見分ける事ができ、難しい制約の中で機会を見つけながら、ミッションを果たすことができるのです。

究極的なマキャべリスト

鬼舞辻無惨抹殺のために、産屋敷は妻と双子の娘と供に、自爆という非道徳的な行為にでます。彼は、自己の目的の為ならば、どんな手段も厭わない。究極的なマキャべリストです。

危機的状況では、究極的な判断が必要となる場合があります。その時に、リーダーは、最終的な目的のために、自己犠牲も何とも思わない強い心を持つ必要があります。