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各コンサルファームへの転職と就活:マッキンゼー(McK)の特徴と年収

戦略コンサルティングファームでグローバル最強・最大のマッキンゼーの紹介です。
MBBのBCGとベインもご参考に。

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の特徴と年収
ベイン・アンド・カンパニー(Bain)の特徴と年収f:id:iq84_wz20:20200621134121j:plain

ファームの特徴

McKinsey & Companyは、シカゴ大学経営学部教授のジェームズ・O・マッキンゼーにより設立された米国に本社を置く大手戦略系コンサルティング会社。
・米国、欧州、アジア、南米、東欧など世界65カ国に128以上の支社を持つ。
・グローバルで28,000名程度のプロフェショナルを擁す。
・グローバル全体売上も$10billion(1兆円)と戦略ファームで最大。MBBの中でもマッキンゼーは頭一つ抜けた存在。
・米国プロフェショナルファーム評価「Vault Consulting Rankings」においても、全体、Strategy Consulting、Management ConsultingでNo.1を獲得。
・“ザ・ファーム”の異名を持つ。”One Firm Policyという企業理念でグローバルワンファームの色強い。グローバル共通のベストプラティクスを志向。

日本市場における特徴

・グローバル市場における存在感と比較すると、国内市場での存在感はそこまで強くない。売上規模でも国内市場ではBCGの方が大きい。
・日本のプロフェショナ数は500人ぐらい。元マッキンゼーの方が本などを出し、知名度は高い。
日本でも外国人パートナーが多い。60人程度のパートナーの内、約4割程度は外人パートナー。日本支社長も外人。BCGとベインは1~2割程度。
・採用については、情報処理能力、地頭、学歴、経歴ハードルも高い。大学は旧帝大、一橋、東工大、早慶が最低ライン。理数系の院や海外有名大のMBAが標準。グローバル共通採用の窓口も有り。
・一部グローバルカンパニーやファンドでは、とりあえずマッキンゼーに頼む習慣も存在。
・国内社員による企業評価の「Open Work」でも、5点満点中4.69という高評価。
・マッキンゼー、BCGは新卒で20~30名と比較的多く採用。3年以上残っているのは半分程度。

マッキンゼーの転職方法

・マネジャー以上は、戦略ファーム(BCGかベイン)でのマネジャー以上の経験がないと厳しい。
・戦略ファーム間の転職パスは一定数有り。マッキンゼーはやはり最高峰。
・近年は、戦略ファームから事業会社で結果を残し、また、マッキンゼーを始めとした戦略ファームに戻るキャリアも有り。
・マッキンゼーを中心に、事業会社/官公庁から有名大学のMBAからの戦略ファームへのキャリアパスは王道。
・総合ファームからの転職はBCGと比較すると、少ない印象。
・デジタル領域などで総合ファームからの転職でマネジャー以上はキャリアパスとして有り。

キャリアパスと年収

・ゼネラルリストの戦略コンサルティング職とは別に、戦略の実行部隊である「インプリメンテーションココンサルタント」や「オペレーションスペシャリスト」のキャリアも存在。
・テクノロジーに関連する経営課題解決を中心として、グローバルで顧客企業の支援に取り組み「マッキンゼーデジタル」も存在。
・ゼネラルリストの戦略コンサルティング職としては、

ビジネスアナリスト/ジュニアアソシエイト
アソシエイト
エンゲージメントマネジャー
アソシエイトプリンシパル
プリンシパル
ディレクター(パートナー)

のキャリアパス。

ビジネスアナリスト/ジュニアアソシエイト

・新卒、第二新卒はここからスタート。
・主な仕事内容は、プロジェクトの課題解決に向けた情報収集、調査分析、顧客メンバーとの協業、資料の取り纏めを担当。
・ビジネスアナリストの年収は550~700万円で程度。MBA卒や第2新卒のジュニアアソシエイトはその2、3割高い。

アソシエイト

・30歳前後の中途入社の人や、新卒で入社の2~3年後の昇進。
・担当プロジェクトの課題を解決するため、領域・課題を割り振られ、担当。クライアントが抱える課題を設定し、仮説と検証を実施。また、そのためにクライアント社内やエキスパートインタビューも含めた情報収集・分析を実施。
・年収は1,300~1,600万円程度で、上限には個人差が存在。新卒や第2新卒組は、2~3年でアソシエイトに昇進できるかどうかで、"Up or Out"の判断となる 

エンゲージメントマネジャー

・管理職で部下を持つ立場で、スタッフの評価も実施。
・プロジェクトマネジャーとして、プロジェクトの全体をリード。各スタッフに役割分担をして、最終報告書の取り纏めを主体的に実施。
年収は1,600~2,200万円程度。マネジャーになると、基本給はアソシエイトと差ほど変わらないが、ボーナスの額が上がる。より個人差が大きくなる。

アソシエイトプリンシパル

・エンゲージメントマネージャーの上級マネージャーというよりは、パートナーの見習いという立ち位置。
・プロジェクトデリバリーの責任に加え、クライアントとのリレーション構築の役割も担当し、クライアントに価値のある提案を分析・提言。
・年収は2,000万円の大台に乗り、2,000~4,000万円程度。

プリンシパル

・自分の名前でクライアントと関係を構築して、仕事を取ってくる階層。
・プロジェクトデリバリーで最終的な責任者としての役割も担う。
・社員の教育や、オフィスのマネジメントなども担当。
・年収も5,000~10,00万円程度とサラリーマンの世界では到達できない領域。

ディレクター(パートナー)

・所謂、パートナー。ファームのパートナー(共同責任者)として、クライアントとの関係構築、プラクティス開発、人材育成などの責任を持つ。
・ファームにおける責任と売上次第で、年収は10,000万円以上で、ほぼ収入が青天井。

ご参考

・戦略、総合、IT系などの各ファームのサービスの違いは「コンサル一覧と実情:全コンサルティングファーム俯瞰図」を参照。
・戦略ファームの全体像については、「コンサル一覧と実情:戦略ファーム編」を参照。
・評価に関するランキングについては、「コンサルティングファームのランキング:評価編」を参照。
・コンサルに興味がある程度で、まだ業界研究や具体的な仕事を知らない方は「コンサルタントになる前に読んだ方が良い本」を参照。