厨二コンによる随筆的ブログ

コンサル、思考力や生産性、厨二

「思考力(考える力)」を高める心得と実践:知識・技術層のポイント

「思考力(考える力)」の構造を踏まえ、第一階層の知識・技術層を高めるポイントを説明します。英語、エクセル(数学)、パワーポイントなどの紙書き、調査・分析手法などの知識・技術層の獲得するための方法論は明確であります。

ちゃんとやれば誰もができるようになる領域です。例えるなら、漢字ドリルの世界です。

f:id:iq84_wz20:20200525001329j:plainこの層の技能獲得のコツは、継続して、やれるかです。人間の記憶力などの特性を理解して、獲得方法の工夫はありますが、基本的に投入した工数だけ成長が望める層です。

ゲームフィケーション(ゲームのように楽しむ)

継続できるように、モチベーションを維持できるかが肝です。モチベーションを維持するためには、ゲームフィケーション要素で楽しむのがポイントです。

どんな些細な事でも、期限/制約条件とご褒美などを設けて、楽しむことです。

例えば、TOEICでいつまでに何点とか、簿記をとるとか、毎日、本を読んでブログに書く。で、それが達成したら、自分にご褒美を上げるとかです。

何人かグループを作り、コミュニケーションで仲間づくりや競争形式にするのも1案だと思います。私たちのチームでは、若者が中心に、英語、財務分析、論理的思考向上などの勉強会チームを組んで、チーム全体でのスキル向上を目指しています。

広さはピボットで拡大

現時点、自分が携わっている仕事、プロジェクトに関連して、直接的にアウトプットに紐づけて、対応すると効率的です。

例えば、新規事業立案のプロジェクトなら、そのタイミングで、PL作成(プロジェクション)、調査・分析手法などの技能を獲得した方が効率的です。メインの知識・技術からピボットして拡大していくと波及的に知識・技術を吸収できます。

深さはタスク移行で効率化

速度と品質が両方共に、ほぼ最大値まで達したのなら、そのタスクは下の職位メンバに移行した方が良いです。

本人にとってはオペレーション状態となっているタスクなので、そこを繰り返ししても成長は望めないです。ならば、未熟なメンバに機会提供した方が全体として最適です。

気をつけるポイントは、「本当に速度と品質が最大値までに達しているのか」と、「その速度と品質を最短で獲得するために形式化できているのか」です。
面倒くさいタスクを職位の下のメンバに振るのは、単純に投げているだけで、チーム全体としの知的生産性は向上しません。

例えば、コピー一つでも速度と品質に最大値まで上げ、形式化することでいろいろできます。

技術・知識の新陳代謝

そして、最も大切なことは、何歳になっても新しい技能を一つでも多く、より深く、獲得し続けることです。 第1階層の技術・知識層は劣後し易いので、新陳代謝をし続けなければなりません。

ご参考

論理的思考力を鍛えるための本:推薦16冊」もご参考にしてください。