ロジカルシンキング、フェルミ推定、仮説思考など論理的思考力を鍛える本を紹介します。
読み易さとしての「難易度」、具体的な方法論から考えるとは「抽象度」の2軸で整理してみました。
鍛え方:How
・石原さとみさんの元彼でも有名なSHOWROOM代表の前田裕二さんのベストセラー本。
・メモというアウトプットを通しての、インプット→プロセス→アウトプットの具体的なやり方などを丁寧に解説。
・「メモの魔力」でも紹介されている「具体⇔抽象」の思考力を鍛えるためのトレーニング本。
・コンサルタントにとって、具体化⇔抽象化の思考力は、サッカー選手におけるボールコントロールみたいなものなので、訓練する事に損はなし。
・元マッキンゼーの渡辺健介さんがロジカルシンキング・問題解決の考え方を中高生にもわかるように解説した本。
・コンサル業界の手法をマス向けに分り易さを追求した本。問題解決の考え方や手法を可愛い絵や図、グラフを用いて具体例で説明。
・戦略コンサルファームの就活/転職対応本と化している本。フェルミ推定に加え、ケース問題もセットでお薦め。
・コンサル志望でない方も、論理的思考力の練習問題はあまりないので、こちらの本でトレーニングするのも一案。
・理系の論文作成をした方にはお馴染みの本。
・仮説の検証を説明するために、論理的に文章を書くために具体的な技術などを解説。
・コンサル就活/転職した方が良く本。
・コンサル業界以外の方にも共通して参考になる部分も多いです。20代の方中心にお薦め。
考え方:What
・5W1Hは極めて基礎的でシンプルですが、これをきちんとできている人は少ない。
・基礎こそ本質が詰まっているので、この本での振り返りも良いと思います。
・「問題解決の授業」が中高生向けなら、こちらはビジネスパーソンをターゲットとした本。
・物語と解説がセットになっており段階的に学んでいくスタイルで読み易い構成。
・脳科学、元マッキンゼー、ヤフーCSOの安宅和人さんの名著。
・問題(イシュー)を定義する事の重要度を分かり易く説明。ロジカルシンキング本で一冊ならこの本がお勧め。
・ロジカルシンキング本の元祖。この本からロジカルシンキングという言葉が定着化。コンサルティングファームの知名度向上に貢献。
・元BCGの日本代表の内田和成さんの本。「仮説思考」という言葉は聞いた事があるけど、具体的にどういう事を理解するためにはこの本が良いです。
・「論点」と「仮説」はセットなので、「論点思考」もセットで読むとより理解が進みます。
・世界共通で、多くのコンサルティングファームで教科書になっている本。
・但し、日本語訳の問題もあると思いますが、少し読みづらいです。入門編からでも十分です。
考えるとは:Why
・思考力、考えるで多くの本を出している多摩大学大学院教授の田坂広志さんの最新本。
・田坂さんの本は多数ありますが、比較的メッセージが近いので最新本をご紹介。
・細胞生物学者、京都大学名誉教授であり、歌人でもある永田和宏さんの本。
・論理的に分り易いの加え、心に刺さる表現力に感嘆します。個人的は名著である「思考の整理学」よりこちらの方が好きです。
・東大生、京大生にはお馴染みの「思考の整理学」
・薄い本なので2、3時間で読めると思います。一回読んだだけだと、頭に入らない所もあると思うので、何回か読み直す事でより深い理解に 。
・ビジネス書における「古典」。世界的なベストセラー本。
・自己啓発、哲学的な要素も強いです。なぜ、論理的思考力を身に着けたいのかと原点に帰る時に読み直す本。
本を月2冊以上買う方へのお薦め
・アマゾンの読み放題サービス”kindle unlimited”サービス。月1冊以上読むならお得です。
・本を買ったが読んでない本が溜っているなら、要約サイト ”flier (フライヤー)”もお薦め。